高校生の方から、西洋風着物についてインタビューをお受けさせて頂きました!
2019年08月26日
本日、
名古屋市内にある、高校生の方から、
『着物に関するインタビュー』をお受けさせて頂きました!
学校の課題で
「自分の関心のある事を、企業やお店に聞きに行ってレポート」にまとめるというもので
今回、受けさせて頂いたインタビューは、
【着物には最近、西洋風の「柄」や「形」の物が増えてきているが、それについてどう思っているか】というものです。
自分も、インタビューを受けさせて頂きながら、
「高校生の方でも同じことを思っていたり」
「そんな風に思っていたのか」と感じることがありましたので、
今回、そのお話について少し書かせて頂きます。
まず
西洋風の柄や、着方について
最近、SNSなどで、
「レースの生地を使った着物」や「ベルト式の帯」など
色々な種類の着物を見かけます!
それについて、どう思っているのかという質問でしたが、
【まったくOK】だと思っております!!
レースのお着物などは、毎年山喜でも取り扱っているほどです!!
ですので、ご自身が「可愛い」「着てみたい」と思われるのであれば
『西洋風』の着物でも全然問題なくOKだと思います!!
また、【着物の着方】についても、
「洋服と組み合わせた着方」や「着物にスニーカー」を合わせた着方
などなど、色々なコーディネートをSNS等で見かけますが、
それについても、そういったコーディネートがお好みであれば
まったく問題ないと思います!!
しかし、
一点、ご注意して頂きたいのが
そういった「西洋風のお着物」や「着崩しコーディネート」というのは
【お出掛け着や、普段着】など
カジュアルなシーンでならOK!だと思いますが
【結婚式などの、礼装の場面】では
ルールを守った着方が良いと思います!!
例えば、着物のコーディネートはこちらの自由でしょ?と
友人の結婚式に、「西洋風の着物の装い」でいき
『デニムの着物』に『皮素材のベルト帯』を締めいった場合
これは洋服で言い換えると、友達の結婚式に
「デニムのジーパン」に「バックルが大きくて目立つオシャレベルト」で、
参列したと同じような感覚で、
少し変な目でみられてしまいますよね。
洋服でもお葬式に、ピンクの洋服や、
カジュアルなスニーカーで行かないのと同じで、
着物でも『キチンとした格好をしなくてはいけない場所』には
洋服同様、ある程度のルールを守っていくのが大事だと思います!!
今回インタビューにお越し頂いた、学生さんも
『洋服同様、普段着は、好きなように着て』
『礼装の場ではルールを守る』のが良いと思うと同じ意見でした!
しかし驚かれていたのは、
若い人もキチンと着物を着たい
現在、山喜の着付け教室には、
10代~20代の若い方も幅広く、生徒さんお越し頂いているのですが
その若い生徒さんたちに、
どんな着物が着たいかと以前お話を聞いたところ、
「古典的な着物」
「シンプルで上品な着物」など
SNSで見かけるような
イマドキっぽい「ベルト式の帯」などがしたいという方は、
あまりおみえになりません。
「スニーカーで着物を着たい」という方も、ほとんどおみえになられず
『せっかく着るならキチンと着たい』という方が大半です。
着付け教室の生徒さんも、初めはSNSなどで
『そういう着方もあるんだ』『変わった格好良い着物』も
あるんだと思ったそうですが、
色々と見ていくうちに、
やっぱり基本的なオーソドックスな着方が、一番素敵な気がするとおっしゃっておりました。
このお話をさせて頂くと、
『若い方は、みんな西洋風に着物を着たがっていると』と思われていたようで、
大変驚かれました。
私がお話しさせて頂いたのは、自社でのお話しなので、
それがすべてではないのかもしれませんが、
学生さんからしたら、TVやSNSの影響で
【若い人はみんな西洋っぽい着物を着たがっていて】
自分は普通の着物が好きだから、オーソドックスな着物が好きな自分の方が
少数意見だと思っていたようです。
そういった、普段なかなか聞けない、
高校生の方の意見や着物へのイメージなどを聞かせて頂き、
自分自身も大変勉強になり、とても良い経験をさせて頂きました!
また、こういった意見交換や、
お話は、させて頂ければと思いますので、
いつでもお待ちしております!
本日は、はるばる、インタビューにお越し頂きました、学生様
誠に、ありがとうございました!
またいつでも聞きに来て頂ければと思います。