春のオススメ単衣着物コーデ《夏の小物にはいつからする!?》
2025年04月15日
4月に入り、暖かくなってきましたね。
春の気候は、お着物を着るのに
良いですね
そんな春にぴったりなコーディネートを
何点かご紹介致します!
また、春、初夏に向かっての
帯や小物の
コーディネートは
少し悩まれる方も多いと思います
温暖化で、以前の様な衣替えの暦ですと
暑すぎて着物が不快になる事も。
礼装のシーン以外でしたら
気候に合わせて柔軟に
着て頂ければ良いと思います。
本日はそんな小物合わせも
一緒に解説していきたいと思います!
コーディネート1点目
単衣小紋×袋帯
着物の種類は正絹の小紋になります。
生地はしなやかでなめらかな手触りです。
壽光織 (じゅこうおり) と呼ばれる織り方で
織りで表現された柄が特徴の織物です
白生地の品質を重視した織物で白生地の中でも
トップメーカーの一つです。
染めの着物とは違った存在感があり
色糸や金糸を縫い込みながら作り上げるため、
とても細かい作業になります。
縫い取りとは生地を織る段階で
地の糸とは別に緯糸(よこいと)を
幅全体ではなく必要な部分にだけ
織り込んで出した模様のことをいいます。
今回は、そんな単衣用着物に
老舗帯メーカー
おおばさんの
「袋帯」を合わせました。
春・秋・冬と3シーズン
締められる帯です
更紗宝想華 花唐草模様になります。
生成りの地色に青やグレー系の
模様が素敵です。
帯締め・帯揚げも
「3シーズン用」の物です。
淡いお色目で春らしい
コーディネートにしました。
着物は淡いベージュ系の色目で
肌なじみが良く上品に着て頂けます。
単衣だけでなく
裏を付けて袷用としても着て頂けます。
細かい模様が繊細で素敵です。
遠目ですと無地の様にも見えます。
シーズンは、暖かければ4月から
5月位に丁度良いかと思います。
5月末くらいまでであれば
今回のように
単衣着物に
3シーズン用の帯や小物を
合わせても良いと思います!
続いて2つめのコーディネートは
単衣向き大島×博多帯
着物は、大島紬になります。
大島紬は、鹿児島県奄美大島で誕生した絹織物で、
日本の伝統工芸品のひとつです。
光沢のあるしなやかな地風が特徴です。
手紡ぎの糸をそのまま使用していますので
横段や縦節糸が出ています。
自然が持つ神秘的な風合いで
格子模様が素敵です。
シャリ間があり
単衣向きの大島になっております
帯は博多織の八寸帯を合わせました。
博多織(はかたおり)は、
福岡県と佐賀県で生産されている絹織物で、
日本の伝統工芸品の一つです。
経糸(たていと)を多く用い
太い緯糸(よこいと)を
打ち込んで織り出すのが特徴です。
丈夫で光沢のある生地で
経糸を多く用い、
太い緯糸を打ち込むことで厚みと張りがあります。
締めたときに「キュキュッ」と絹鳴りし、
緩みにくいです。
伝統的な模様として「献上柄」が有名です。
博多帯は、張りがありますので
単衣の時期に重宝します。
かがり仕立てで、名古屋帯として
締めれます。
変形の献上柄と唐草模様が
おしゃれで素敵です。
帯締め・帯揚げは3シーズン用ですが
淡い色目で軽やかさを出しています。
観劇やお食事などカジュアルな
お出掛けのシーンにぴったりです。
シーズンは、暖かければ4月から
5月位に丁度良いかと思います。
博多帯は
単衣の着物にもピッタリですので
6月ももちろん大丈夫です!
続いてのコーディネートは
本塩沢×夏博多帯
着物は本塩沢200色になります。
本塩沢(ほんしおざわ)は、
新潟県南魚沼市で生産される絹織物で、
伝統的な工芸品です。
シボ感、シャリ感のある肌触りが特徴です。
本塩沢の製造工程は複雑ですが、
経糸と緯糸の両方生糸を使用し、
緯糸に強い撚りをかけて織り上げた後、
湯もみによって撚りが戻る力を利用して「シボ」と
呼ばれる地風を出すのが特徴です。
本塩沢は5月下旬から6月にかけて、
夏に向かう時季に着用する春単衣と、
9月の秋単衣の、いずれの季節にも
おすすめしている着物です。
これからの時期にもぴったりです。
帯は、本場筑前博多織 繧繝霞 の八寸帯です。
かがり仕立てをして着用します。
生地は、正絹で紗や羅の様に透けませんが、
控えめな透け感があり
独特な風合いになっています。
冬の季節以外は
締めて頂ける万能な帯になります。
三分紐に帯留
帯揚げは単衣、夏用です。
優しいクリーム色で軽やかさを出しています。
こちらのコーディネートは
単衣着物に
夏向きの帯、小物類を合わせておりますので
6月以降のコーディネートにぴったりです。
盛夏前にピッタリの
装いとなっております
(5月から透け感のある帯や
小物類を合わせておりますと
少し季節感が早く感じるかもしれません)
クリーム色系の地色に
200色もの色が使われ
縞模様が施されています。
繊細でおしゃれなデザインです。
単衣の時期のお出かけが楽しめます。
そして最後のコーディネートはこちら
単衣綿着物×夏博多帯
小千谷織物 木綿着物
紺仁(こんに)染色工房
両面型藍染の着物になります。
綿100%で両面使用できます。
花模様と七宝模様になっています。
帯締め・帯揚げは透け感のある
夏用をコーディネートしました。
6月以降に着られる時に最適です。
本場筑前博多織 紗 夏帯 八寸なごや帯
かがり仕立てをして着用します。
透け感のある紗の織りが涼し気な帯です。
よろけ縞模様がおしゃれです。
全通柄になっていますので
柄の出方を気にせず締めて頂けます。
博多織ならではの
シャキッと感が楽しめる帯です。
老舗染色工房の紺仁謹製
小千谷織物 片貝木綿、張りのある生地になります。
天然の綿に紺仁伝統の染色を施し、
唯一無二の風合いを創り上げております。
適度に厚みのある生地ですので
単衣の時期に着用出来ます。
カジュアルなシーンにぴったりな装いです。
気楽に着用できます。
今回帯や小物類は
夏用ですので
シーズンは、6月いっぱいまでが
丁度良いかと思います。
帯は7月8月の盛夏にも締めれます。
着物は少し厚みがありますので
盛夏以外、5月位から着用できます。
今回ご紹介した
コーディネートは
きもの山喜の
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お着物や帯、小物は
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