お宮参りとは【着せ方、いついくの?、神社選び、柄の意味】について
2020年10月29日
本日は、日本の伝統行事
お宮参りについてご紹介したいと思います!
お宮参りの「着物・柄の意味」
「神社選び」「予算」「着せ方」「いついくの?」
など皆さんの疑問を少しでも
解決できればと思います!
お宮参りとは
赤ちゃんが『生まれた土地に宿る神様』に、
無事に生まれたことを感謝し、
健やかな健康をお祈りし報告する日本伝統の行事です。
お宮参りの着物
お宮参りの着物は、産着(うぶぎ)や
のしめと呼ばれ
背の中央にメイン柄と、
色々な柄が入ったデザインになっております。
メインの柄に良く使われる柄は、
男の子なら『兜』や『鷹』
女の子なら
『鞠』や『花車』『熨斗柄』などが用いられます。
伝統的に使われる柄が主に、どんな意味が込められているのか
一部ご紹介します。
産着 柄の意味
【兜】(かぶと)
大事な頭部を守る兜は、着物に描かれることにより、
「邪気」や「災厄」から
男の子を守り元気な
成長を願うお守りとしての役目があります。
【鷹】(たか)
遠くまで見通す鷹の眼には、
「先を見通す眼力」「物事の本質を見抜く眼力」を
持ってほしいという願いを、
鋭い爪は一度つかんだ運や幸運を離さないという意味があります。
【鞠】(まり)
平安時代に流行した蹴鞠が貴族の遊びであったことから、高貴さと気品を
表すものとして好まれたようです。
丸い形状から「丸く収まりますように」「丸々と健やかに育ちますように」という
願いが込められています。
【花車】(はなくるま)
貴族の乗り物として気品ある文様としてされる御所車に
四季の花々を飾ったものが花車です。
女の子の美しい成長と人々からの祝福を願う気持ちが込められています。
【熨斗・束ね熨斗】(のし)
熨斗柄は男女どちらにも使われる柄です。
熨斗を束ねた束ね熨斗は、
人と人とのご縁や絆に恵まれることを表しています。
周りの人たちから沢山の祝福を受け、
幸せを分かち合ってほしいという願いが込められています。
お宮参りとは
子供の成長を祈願する行事ですが
それに伴い
【お着物にも、古来より様々な願いが込められております】
ここからはQ&A形式で
お宮参りにおける
様々な疑問を記載いたします。
神社の選び方は?
生まれた土地の氏神様の神社がふさわしいですが、
厳格に決まっているわけではないので、
「近所」や「思い入れ」のある神社などでも良いようです。
自宅からあまりに遠い場所の神社を選ぶと、
長時間の移動で、産後の不安定な体調でママさんや赤ちゃんに
負担をかけてしまうことがあるので、
場所も考慮して、ご家族で相談されるといいと思います。
予約制の神社が多いですので、
事前に問い合わせておくとスムーズです。
お宮参りっていつ行くの?
お宮参りする時期としては、
生後1ヶ月頃に行うのが一般的です。
男の子は生後31日、
女の子は生後32日と言われています。
地域によっては前後するケースもあります。
また、赤ちゃんの健康の事を考えて、
生後3ヶ月位にお参りする方もいらっしゃり
季節が真夏や真冬の場合もずらす場合が多いです。
一番は、赤ちゃんの誕生をお祝いし、
神様に感謝を伝える行事のお宮参りです。
『しきたりにこだわりすぎず』
無理をして生後1ヶ月に実施するのではなく、
都合に合わせて、柔軟に考えられるといいかと思います。
祝い着の準備と費用は?
祝い着は、母方の実家がお祝いとして贈るのがしきたりでしたが、
最近は、父方の実家や、
赤ちゃんの両親が用意するケースもございます。
祝い着の価格は、生地の素材や染めや絵柄の技法、
加工方法によっても大きく違います。
お求めやすいものは2万円台から、
高級なものでは20万円近くするものもあります。
できるだけ費用を抑えたい、
着物の手入れが難しいと思われる場合は、
レンタルサービスが便利です。
スタジオ完備のお店では、
記念写真のセットのサービスもあります。
山喜では¥6,000~産着レンタルもございます。
お宮参りの祝い着の着せ方は?
①赤ちゃんにベビードレスを着せてあげます。
②フードとよだれかけを付けます。
③祝い着を掛け着として上からかけます。
かけ方は、赤ちゃんを顔が外側になる様に抱っこして、
前から背中をおおうようにかけ、
紐の一方を肩側に、他方を脇から通して背で蝶々結びをします。
こま犬やお守り、末広などは結ぶ前に、紐に通して下さい。
大人の服装はどうするの?
ご両親や祖父母の服装は
フォーマルであれば大丈夫です。
ママさんは、せっかくの記念ですので、
お着物の方も多くみられます。
お着物は、
「訪問着」や「付け下げ、」「色留袖」「無地」
のお着物がよいかと思います。
洋装ですと、スーツやワンピースが多いようです。
色味や柄を抑えた落ち着いた装いがよいでしょう。
男性は、スーツが多いようです、
シックな色、デザインを選ばれると良いかと思います。
最近では、日本の行事を、日本人としての正装でと
お着物の方も増えてきております。
羽織りと着物を合わせるだけで
男性は、女性よりも、
もっと「気軽」で「簡単」に着て頂けます!
なかなか普段着ないお着物で
お出掛けをされると
より素敵で一生想い出に残る
お宮参りとなります♪
以上のように
お宮参りは、お子様の成長を願う
行事として古来より親しまれ
今も日本の伝統文化として深く根付いております!
きもの山喜では
お宮参りのお着物の販売&レンタル
お着物の撥水加工サービス
お手持ち産着のクリーニング
またそれに合わせた、
お母様、お父様のお着物の販売レンタルも
ご用意ございますので、
ぜひ気軽にご相談にお出かけ下さい♪
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